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食いしばり&歯ぎしりに注意!
生き物の「嚙む力」の大きさは?
食生活の変化や食品の加工技術の発展により「噛む力」が弱くなったり、
咀嚼回数が減少したことによる健康面での悪影響がでています。
地球上で嚙む力が強い生き物といえばワニで、カバやジャガーが続きます。
人間は強く噛んだときが70キロで、通常の食事の際には男性が60キロ、女性が40キロといわれています。
これらのことから、噛む力はその人のおおよその体重ぐらいということが分かります。
噛む力は強ければ強いほどいい?
噛む力が強いことが良いことかといえば、それは否です。
強く噛むことと、よく噛んで食べることは違います。強くかみしめると、歯周組織や硬組織の破壊、
筋肉の緊張による肩こり、顎の痛みなどが引き起こされる場合があります。
強く噛んで食べる人の中には噛む回数が少ない人もいて、
その場合、消化を助ける唾液の分泌が少なくなり胃腸に負担がかかります。
また強く噛むよりもっと注意しなければならないのは、歯の食いしばりや就寝時の歯ぎしりです。
力仕事やスポーツなどをするときも歯を食いしばりますが、
食いしばりは歯に負担をかけ、肩こりや頭痛だけでなく、
顎関節症の原因にもなるため注意が必要です。
また歯ぎしりをすると歯が磨り減るほか、歯ぐきや顎の骨にも負担がかかります。
歯ぎしりが続くと、知覚過敏が起きることもあります。
食いしばりや歯ぎしりをする人の場合、削れかたがひどく、高齢になった時に保てていない可能性があります。
食いしばりや歯ぎしりに心当たりのある方は相談のうえ、ナイトガードやマウスピースを検討してみてください。