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乳歯の隙間は問題なし!
Q.
小学1年生になる娘なのですが、前歯の歯並びがでこぼこしているのが気になります。
矯正を考えていますが、いつから始めるのが良いでしょうか?
A.
矯正治療の適切な開始時期は、発育の状態、歯並びの状態、
骨格のバランスなどによって異なります。
乳歯には隙間があっても大丈夫!
小児の乳歯の歯並びは、歯と歯の間に隙間がある方が良いとされています。歯と歯がきっちり隙間なくきれいに詰まって歯が並んでいる場合、一見歯並びが良いと見えがちですが、前歯が永久歯に生え変わるタイミングで、歯並びやかみ合わせが悪くなってきます。永久歯の方が乳歯よりもサイズが大きいためです。よって、この時期に初めて歯並び、かみ合わせの異常や、不正咬合に気付くことが多いのです。
いつ矯正を始めるのがいいの?
矯正をいつ始めるかは、お子さんの口内の発育状態によって変わります。また、使用する装置や治療法によっても異なってきます。治療法として、従来は取り外し式の床矯正、各種ワイヤー矯正が中心でしたが、最近はマウスピース矯正も子供に使われるようになり、選択肢が増えました。前歯の歯並びがでこぼこした状態の場合、永久歯が生えそろってから治療する場合と、すぐに治療を開始した方が良い場合があります。一般的に顎の骨を広げるための取り外し式の装置を用いて、永久歯の生えるスペースをつくったり、骨格の改善をしたりする場合には、早期に治療を開始します。
ほかの不正咬合を見逃している場合もありますので、歯並び、かみ合わせの異常に気付いた時点で、早めにかかりつけの歯科医や矯正歯科医に相談してください。医師に直接相談することで、最適なタイミングで矯正を始めましょう。