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なぜ指しゃぶりが歯並びを悪くする?
指で上あごを前におす
指しゃぶりでもっとも問題が大きい「親指吸引」の場合、上あごと上の前歯が前に押し続けられます。
その結果、あごや歯が前方に突き出る上顎前突になるのです。
上くちびるがめくれあがる
指しゃぶりをする子は、鼻づまりがなくてもいつも口をぽかんと開ける傾向があります。
その結果、口呼吸が習慣化してしまい、上くちびるがしまりなくめくれあがってしまうのです。
あごがせまくなる
指を吸引しているとあごの側面が常に圧迫されるため、あごの横方向への発達が阻害されます。
そのため、きれいなU字型にならずV字型のあごになってしまいます。
上下の前歯にすき間ができる
しゃぶっている指の影響で、上の前歯が前に押し出され、下の前歯が内側に引っ込みます。
そのため、歯と歯の間に指の厚さ分のすき間ができ、開咬になってしまいます。
舌癖が始まる
上下の前歯のすき間ができると、食べ物を飲み込む時に前歯の間に舌を押し付け、はさむ癖がでてきます。
サ行・タ行・ナ行ラ行などが舌足らずとなり、発音が不明瞭になります。
上下の歯がずれる
上あごの横幅が狭くなると、順調に育った下あごとのバランスが悪くなって、上下の歯がうまくかみ合わなくなります。
そのため、歯を横にずらしてかむ習慣がつき・交叉咬合咬合の原因になります。